MENU

「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018」宮城大会は87-99で韓国に敗れるも、課題を克服して6月29日(金)の決戦へ向かう

 「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018」宮城大会は、6月17日(日)にゼビオアリーナ仙台で開催。2戦目は韓国代表に87-99で敗れ、連勝はなりませんでした。しかし、6月29日(金)にオーストラリア代表を迎える「FIBAワールドカップ アジア地区1次予選 Window3」へ向け、様々なことを試しながらも多くの成果と課題を得ることができたテストゲームとなりました。

 「韓国のディフェンスが後半さらに激しくなったことで、彼らのリズムで試合がコントロールされてしまった」と敗因を挙げたフリオ・ラマスヘッドコーチ。99点もの失点は、日本が主導権を握らねばならないディフェンスに課題が残りました。先発で起用された馬場雄大選手(アルバルク東京)は、「イージーなターンオーバーから走られてしまったことが多く、リバウンドで相手にアドバンテージを与えてしまいました」と言います。前回は上回ることができたリバウンドが、この試合は日本の25本に対し、韓国は32本と負けています。

 また、ミスからの失点も目立ち、「結果を見れば11本とさほど多くはなかったですが、それでも1つのターンオーバーから全てノーマークで失点されていた印象がありました」と、韓国のディフェンスのプレッシャーの激しさを感じていた富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)。比江島慎選手(シーホース三河)も「五分五分の球際の部分で負けてしまい、そこからリズムが崩れてしまいました」と挙げ、本来日本が徹底しなければいけない部分を相手にやられてしまい、勝利をつかむことができませんでした。

 一方、2試合とも80点を越えたオフェンスに関して、ラマスヘッドコーチは及第点を与えています。「ミドルレンジシュートも66.7%と確率良く決めることができ、5人の二桁選手が出た」ことを評価しています。「前回が不完全燃焼でしたので、ゴールにアタックするという自分の持ち味をもう一度出すことを意識して臨んでいました」というエース・比江島選手は18点を挙げる活躍。八村塁選手(ゴンザガ大学)は14点、ニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)は12点を挙げ、新戦力も連日2桁得点を挙げています。しかし富樫選手は、「ファジーカス選手と八村選手の二人に頼りすぎないことが重要」と感じており、「自分自身の良さを出していきたいです」とこれまでと変わらぬ積極性が求められます。

 馬場選手は「この1年間、アルバルクで一生懸命やってきたことをラマスヘッドコーチにも評価してもらっています。ディフェンスをがんばることで良いオフェンスにもつなげられ、自分こそそこをやらなければいけないと思っています」と言うように、もう一度日本の強みであるディフェンスを磨き、決戦へと向かいます。「6月29日のオーストラリア戦までの12日間で十分修正できる」とラマスヘッドコーチは力を込め、課題の克服に向けた強化を進めていきます。

 6月29日(金)にやって来るオーストラリアのロスターには、マシュー・デラベドバ選手とソン・メイカー選手(ともにミルウォーキー・バッグス)のNBA選手が名を連ねています。ランキングや実績から言っても強豪であり、厳しい試合が予想されますが、それでも比江島選手は「対戦が楽しみであり、ワクワクしています。勝つチャンスもあると思っています」と頼もしい言葉を残しています。

 昨年のFIBA女子アジアカップではAKATSUKI FIVE女子日本代表がオーストラリアを破って、アジアチャンピオン3連覇を成し遂げました。車いすバスケットボール男子日本代表も先日国内で行われた国際大会でオーストリアに2連勝し、優勝しています。AKATSUKI FIVE男子日本代表が続くためにも、多くの皆様ともに『日本一丸』となって戦わなければなりません。ぜひとも会場を満員にしていただき、選手たちの背中を押してください。チケットは残りわずかです。

■FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選Window3
http://fibaworldcup2019-asian.japanbasketball.jp/

【日時/会場】 ※試合開始予定時間はいずれも現地時間
・ホームゲーム
2018年6月29日(金) 19:40試合開始予定(@千葉ポートアリーナ)
日本代表 vs オーストラリア代表

・アウェーゲーム
2018年7月2日(月) 19:00試合開始予定(@チャイニーズ・タイペイ/ Taipei Heping GYM)
チャイニーズ・タイペイ代表 vs 日本代表

page top